教えて君と屑回答者
はじめに
このページでは質問サイトの「教えて君」と「屑回答者」について考察します。
実際にはいろいろなタイプがあり、対処方法も人それぞれだと思います。
どう対処すべきか、自分はどうしたいのか、迷うことも多いです。
数年ぶりに追加・変更をしています。まとまりがありませんが、何かの参考になれば幸いです。
「教えて君」とは何か
教えて君とは、インターネットの掲示板やメーリングリストなどで、自分勝手に質問をする人のことです。
最大の特徴は「自分は初心者なので何も知らないし、何もできない。だから努力しなくてもいい」
と考えていることです。
「初心者の自分にもできることがある」と考える人は教えて君ではありません。
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自分には何もできないと思い込んでいる。
自分にできることがあっても、それをしないで、人に頼ろうとする。 -
質問すれば当然教えてもらえるものと思い込んでいる。
相手の立場、都合、迷惑を考えない。
教えてもらえないと悪意があると決めつける。見捨てられたと感じる。 -
一から十まですべて教えてほしいと言う。
「初心者なのでわかりやすく教えてください」と言う。
相手の負担を考えず、自分への奉仕を要求する。 -
わからない用語があったとき、マニュアルを調べない。インターネットを検索しない。
「****というのは何ですか?」と、横着をして人に聞いてしまう。 -
エラーやトラブルの状況を説明しようとしない。「うまくいかない」「何もわからないので、どうすればいいか教えてください」と繰り返すだけ。状況を聴こうする回答者の努力を無駄にしてしまう。
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「それはどういう意味ですか?」「もう少し詳しく教えてください」などと断片的で漠然とした質問を繰り返す。チャットならまだしも、掲示板やメールでは悪いマナー。「自分の話に付き合え」と横柄な態度で要求しているように相手に受け取られる。相手の負担が重くならないように、できるだけ範囲を絞った質問をする必要がある。
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文章の理解力、表現力の低い人が多い。マニュアル等の説明文を読んでも理解できない。理解できないので読むのが嫌になり、読もうとしなくなる。質問をするときも自分の疑問を言葉で表現できない。表現できないので漠然と質問をしたり、他人の言葉をそのまま使って質問してしまう。そのため、自分が書いた質問文の意味さえ理解していないことも多い。回答を読んでもよく理解できず、同じような質問を何度も繰り返す。
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非論理的な会話調の文章を書く。そっけない短文が多い。長々と書いてあっても、脈絡のないおしゃべりのような内容であるため、読む人をいら立たせてしまう。
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掲示板やメーリングリストを、パソコンオタクが集まる無料のサポートセンターと考え、大いに利用しようと思っている。
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マナーにうるさい回答者を嫌う。身勝手でも自発的にホイホイ回答する屑回答者の方が利用価値があると考えている。
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基礎から勉強しようとせず、答えだけを執拗に欲しがる。詳しく説明されても、それを理解しようとはしない。言われた通りにして、できなければ「初心者なのでわかりません」の一言で済ませてしまう。「わからない」は「できない」という意味。「わかった」は「理解できた」という意味ではなく「言われた通りにやってみたら、できた」という意味。状況が変わってうまく行かなくなると、また「わかりません。教えてください」と質問してくる。教えて君の質問は、手取り足取り面倒を見るか、打ち切るまで終わらない。回答者の負担が大きすぎて、回答を打ち切られることが多い。
教えて君にどう対処すれば良いか
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教えて君には回答を与えない。回答してしまうと、質問者だけでなく他の人まで「この質問の仕方で良い」と思ってしまう。メンバー全体に迷惑をかけることになる。
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必要以上に親切にしない。教えて君はエスカレートする。最初は自分で努力しようと考えている人も、親切にされるとそれを当たり前だと思い、次からはもっと人に頼るようになる。甘やかすことは、その人から向上心やプライドを奪うことでもある。目先の問題が解決すればそれでいいと思っている回答者は、本当に自分が人の役に立っているのか、よく考えてほしい。人のためと思ってしたことが、他の人からは批判され軽蔑されることもある。
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具体的な質問には具体的に回答し、漠然とした質問に対しては、無視するか、FAQページや参考ページを紹介する程度に留める。回答が付かないときには質問者が自分で具体的な説明を追加する、といったルール作りをあらかじめしておく。
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質問が多いときや範囲が広いときは、一度に回答せずに、最も基礎的な質問一つだけに回答する。参考ページ等を提示し、基礎から順に勉強し、自分で調べてわからない部分を質問するようにアドバイスする。
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参考ページを紹介したり「ヘルプを見てください」と書き込むときは「読んでわからないことや問題点があったら具体的に範囲を絞って質問してください」と書き添えるようにする。これを書かないと、門前払いをされたと思い込んで逆切れすることがある。
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無視しずらいときは、時間をおいて短い回答をする。
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お説教はなるべくひかえる。「わからないから質問している」「回答したくないなら無視すればいい」「あなたには回答してほしくない」などと逆切れされることがある。
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教えて君は相手にしなければ大きな害はない。教えて君が居ついてしまったり、喧嘩になって発言しやすい雰囲気が台無しになるのは、スルーできない回答者の方に原因があることが多い。一々叩かず、甘やかさず、が基本。
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居続ける教えて君に対しては、投稿マナーを繰り返し注意する。ただし本人を説得するのは無理。注意をする目的は、教えて君と屑回答者を相手にしないようにコミュニティのメンバー全体を誘導すること。マナーの悪い言動を記録し、アクセス禁止などの措置を管理者に要求する。
屑回答者とは何か
屑回答者とはインターネットの掲示板やメーリングリストなどで、自分勝手に回答をする人のことです。
最大の特徴は「回答がでたらめでも、それは仕方がない」と考えていることです。
でたらめ回答は迷惑です。でたらめ回答を連発するような無責任な回答者は、いりません。そのため「屑」と呼ばれます。
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でたらめな回答を繰り返す。
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質問をよく読まない。質問を理解しようとするのではなく、自分勝手に読み替えて回答しようとする。
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思いついたことを検証せずに回答する。
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屑回答者はエスカレートする。だんだん手当たり次第に回答を付けるようになり、自分自身でも歯止めがきかなくなる。
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FAQ(よくある質問)に群がる。質問者が教えて君になろうがなるまいが、どうでもいい。回答者を育てるために初歩的な質問は人に任せ、自分は別の問題に取り組む、といった考えも一切ない。
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マナーの悪い質問に対しても、自分の知っている内容であれば回答する。モラルを引き下げることはまったく気にしない。自分の知らない内容であればマナーの悪さに文句を言う。つまり自分が何か言えればそれでいい。何か言わないと気が済まない。
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質問内容に直接には触れずに、代案のみを書く。質問内容は不可能なことなのか、不適切なことなのか、回答者が知らないだけなのか、何もわからないので質問者はもう一度聞き直すしかない。
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間違いを指摘されても訂正しない。謝らない。無視、ごまかし、言い逃れようとする。
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「わかりません」と言えない。わからなくなると、質問とは無関係な事例や経験談を語り始める。
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事実と仮説の区別ができない。推測したことをそのまま事実と思い込み、断言してしまう。
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他人の回答やWebページの内容を出典を示さず、無断で転載する。
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教えて君のあいまいな質問が大好き。自分勝手に解釈して回答する。そのくせ「わかるように書け」と説教をしたがる。質問者のマナーをくどくどと批判し、他のメンバーに同意を求める。憂さ晴らしに利用している。
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問題点の絞り込みをしようとしない。議論を重ねても、何が問題なのかさえ不明のまま。「情報不足だ」と言って質問者のせいにする。「状況がよくわからない」と質問者に嫌味を言いながら、状況を確認しないまま、勝手に推測して回答したがる。
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すでに同じような回答があっても、自分が投稿しないと気が済まない。
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積極的に回答しているので親切そうに見えるが、初心者の質問の不備やマナーの悪さをねちねちと指摘するのが大好き。
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他人の回答に対しては、横から割り込み、意味もない感想を書いたりする一方で、自分の回答が批判されると「他人の回答の批判はやめてくれ。そんな暇があったら自分で回答しろ」などと文句を言う。
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人に嫌われ、攻撃されることが多い。自分は何も悪くないと思っている。攻撃する人は荒らしで、自分は被害者だと言って回る。
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屑は優良回答者を駆逐する。屑回答者は他の人の回答の機会を奪う。優良回答者は意欲を失くして去り、新しい回答者が育つこともない。誤回答が放置されるようになり、コミュニティの成長は停止する。
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寛容であることとマナーを軽視することの区別ができない。初心者に寛容であることは大切なマナーだが、マナー軽視を容認することは最悪のマナー。教えて君を育て、他のコミュニティにも迷惑をかける。
屑回答者にどう対処すれば良いか
屑回答者を放置すると、屑は屑を呼び、教えて君と屑回答者が増える一方で、他のメンバーはだんだん去って行きます。有意義なコミュニティを維持するには屑回答者の活動を抑える必要があります。ただし、コミュニティの管理側が教えて君や屑回答者に寛容な場合は、管理側とも対立することになります。
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屑回答者を論破して黙らせようとしても無駄。「議論=自己弁護」としか考えていないので、でたらめな理屈を言い続ける。
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屑回答者の支離滅裂な理屈に振り回されないように注意する。屑回答者は批判されると、批判の内容とは無関係な一般論を始める。誰も反論しないような「正論」を持ち出し、それを自己弁護に強引に結び付ける。その論法に反応してしまうと、それ以降は何を言っても、無関係な話ばかりをするようになる。例えば、技術的な間違いを指摘しているのに「回答の評価は質問者がすればいい。これでも人の役に立っている」と回答批判の是非の問題にすり替えようとする。こういう屁理屈に反論してもまた屁理屈が返ってくるだけ。一切無視して本題のみ追及する方が良い。
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シンプルで技術論的な突っ込みが最も効果的。過去のでたらめ回答のログや、それをまとめたページを参考リンクとして晒す。自己弁護は一切無視する。間違いを訂正するまで、同じ指摘を繰り返す。
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屑回答者の投稿は非常にわかりにくいため、ログを晒すだけでは何を批判しているのか、はっきりしないことが多い。なるべくまとめページを作り、誰が見ても一目瞭然にするのが効果的。わかりにくいまま批判していると、荒らし行為に間違えられることもあり面倒。
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行き過ぎた攻撃はまわりに迷惑。品位を欠けば説得力を失う。相手に批判の材料を与えることになり、言い逃れに利用される。
傲慢な常連回答者
でたらめ回答者の他に、初心者を見下し馬鹿にする回答者も質問サイトには必ずやってきます。特に、専門的な知識を持つ一方で攻撃的な性格の人は、トラブルを繰り返し、サイト主催者の意欲をそぎ、サイトを閉鎖に追い込むこともあります。屑回答者よりも危険で、たちが悪いです。
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「言っている意味がわからない」など、初心者や適切な質問ができない人を馬鹿にする発言を繰り返す。相手の間違いを「でたらめ」「嘘」と言う。偉そうに説教をする。
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用語の使い方の間違いに異常に執着する。
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人のあら探しが大好き。回答の不備を見つけて指摘し馬鹿にする。
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自分は善意のボランティアで犠牲を払って人助けをしていると思っている。実際は、回答がしたくて仕方がない。自分で自分が抑えられなくなっている。
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相手の状況や知識レベルを考えず、自分の考え方、やり方を押し付けようとする。
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専門的な知識を持っていて、関係もないのに、得意な分野の話をしたり、専門用語を使いたがる。
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知識が偏っている。初心者もしないような基本的な間違いをすることがある。
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同じ回答、同じお説教をいつまでも繰り返す。頭が固く、進歩がない。
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質問の意図を見抜くのが下手。相手の言葉を文字通りにしか解釈しない。容易に推測ができるときでも、それをしようとしない。
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自分の言動の結果について、一人よがりな予想しかできない。相手や周囲の反発を予想できない。
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話がかみ合っていないときに、相手の言葉の意味を確認しようとしない。相手の言葉を自分の文脈で解釈し、決め付ける。
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回答を無視されると激怒する。相手のレベルを無視してわかりにくい回答をしたことを反省しない。
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場所に関係なく言葉や態度が厳しい。主催者や他のメンバーが初心者に発言しやすい雰囲気を作ろうとしている場所でも、それを無視して攻撃的な態度で人に接する。何を言われても自分の信念を押し通そうとする。
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質問を私物化する。解決できないことを自分の「負け」のように感じている。執着心を親切心にすり替えて自己正当化している。質問内容が不明確だと回答ができないために、いらつき、質問者に嫌味を言い始める。直接の回答ができないときは、背景や目的を聞き出し、別の解決策を書こうとする。しつこく別案を出し続ける。自己本位の親切の押し売りなので受け入れられないことがあるが、自分では正しい良いことをしていると思い込んでいるので、不機嫌になったり、「まじめにやれ」と怒り出したりする。
回答者から馬鹿にされたときは、感情的にならずに「ありがとうございます。参考にします」と受け流した方がいいです。何かしら落ち度を見つけ、人を見下していないと不安で仕方がないという可哀想な人達なのです。
質問者は回答者を選べません。自分の手に余るような回答には、お礼だけを言って受け流すのも、やむを得ないことです。傲慢な回答者は怒り出すかもしれませんが、お礼を言った後は無視しましょう。多くの人は状況を理解できます。しつこく食い下がる回答者に振り回されないように注意してください。
腹に据えかねたときは「偉そうに、何様のつもりだ」などと書くよりは、徹底的に無視して、他の回答者とだけ話をする方が、相手にとっては嫌味になります。他の人の迷惑になるので喧嘩はほどほどに。かまってほしくて、あげ足取りをしているので、叩いても、やめるどころか喜んで粘着し続けます。
ローカルルールとして、質問の不備を指摘するだけの回答や、「そんな面倒なことをする必要はない」「言っている意味がわからない」などの、初心者の無知や間違いを馬鹿にする発言を禁止するのも有効でしょう。
質問サイトの目的
教えて君や屑回答者は、質問サイトの目的は「質問者を助けること」だと思っています。そのため、教えて君は「自分がここで教えてもらうのは当然のこと。人に頼って何が悪いのか」と考えます。屑回答者は「質問者の仕事を無料で肩代わりしてやっているのだから、回答がでたらめでも、好き勝手に振舞っても許される。文句を言われる筋合いではない」と考えます。彼らにとっては、困っている人(=自分)を助けることが最優先なのです。これがそもそもの間違いです。マニュアルやWebを調べようともしない横着な人が問題を解決できないのは仕方のないことです。頑張って勉強するか、適切なサポートを受けてください、としか言えません。人に迷惑をかけてまで、そのような質問者を助ける必要はないのです。
質問サイトの目的は情報の共有です。マニュアルを読んでもソフトの使いこなし方法やトラブルシューティングの情報は書いてはありません。質問サイトにはそういう情報が集まってきます。参加者は知恵を持ち寄り、相互に誤りをチェックし、広範囲で有益な情報を共有します。また、それがメーカーのサポートサイトや個人のWebサイトに掲載され、多くの人の役に立つことにもなります。
回答者は直接的には質問者の問題を扱いますが、質問者のためだけに回答しているわけではありません。
質問者も回答者も、自分のことばかりではなく、相手のことや他のメンバーのことも考えましょう。質問者は何もかも人に頼るのではなく、まず、自分にできることは何か? 当事者の自分にしかできないことは何か? と考えましょう。(質問者には、問題点を説明し、それにどう対処し結果がどうなったのかを報告することが期待されています。これは当事者である質問者にしかできないことです。最低限、結果の報告だけはするようにしましょう) 回答者は初心者を見下していないか、傲慢になっていないか、自分の都合だけで回答していないか考えましょう。相手のことも考えた上で、思ったことを率直に言い合いましょう。
「教えて君」と呼ばれないために
~教えて君の迷惑行為~
自分で努力する意志があっても、マナーが悪いために「教えて君」と呼ばれてしまうことがあります。以下のような迷惑行為をしないように注意しましょう。「教えて君」と呼ばれたことがある人は、このような迷惑行為をしていなかったか思い返してください。
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メールを送る
メールを送ること自体が迷惑になることがあります。まず、問い合わせが可能なアドレスかどうかを確認しましょう。メールアドレスには以下の種類があります。
問い合わせを受け付けていることが明示されていない場合、返事を要求するようなメールを送ってはいけません。それは迷惑行為です。
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見ず知らずの人からのメールを受け付けていない。
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意見や要望は受け付けているが、問い合わせは受け付けていない。返事を期待できない。
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問い合わせを受け付けている。返事を期待できる。
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返事を強要する
返事がないからと言って、お願いのメールを繰り返し送ったり、掲示板に繰り返し投稿してはいけません。それは迷惑行為です。相手の意志や都合を尊重し、返事がなくても仕方がない、という心構えを忘れてはいけません。
相手の立場も確認してください。質問サイトの回答者も、サイト管理者も、パソコンメーカーのサポートも、他人の作業をサポートする立場にはありません。「初心者でわからないので教えてください」と言われても、なんでも回答できるわけではありません。回答することは、自分の仕事をサボったり、自分の休暇を減らすことになるからです。どうしても回答が必要なら、正式に仕事として依頼するべきです。
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すべて教えてほしいと要求する
すべて教えてほしいという要求は、相手に大きな負担をかけようとする、非常識な要求です。必ず、状況を説明し、範囲を絞って質問するようにしましょう。非常識な要求をするのは迷惑行為です。
わからないことがあったら、まずは自分で調べましょう。自分が横着をするために他人を利用しようとしてはいけません。能力向上ができず、人には嫌われ、その積み重ねで、結局は大きな損をすることになります。
何を調べれば良いのか、わからないときは、情報源がどこにあるのか調べましょう。それもわからないときは、情報源がどこにあるのか他の人に質問するのも良いでしょう。ただし、そのような一般的な質問は、ほとんどの場合、検索サイトや掲示板の過去の質問を検索すれば答えが見つかるはずです。
学生であれば、何を調べれば良いのかわからないときは、必ず先生に相談しましょう。
基礎知識もないのに、いきなり答えを得ようとするのは無理です。無理なことに人を付き合わせようとするのは自分勝手な迷惑行為です。自分でなんとかしたいなら、まずは入門書を一冊終わりまで読みましょう。わからないことは自分でも調べ、その上で質問して、基本的なことから理解して行くようにしましょう。
何でも試行錯誤で対処するのはやめましょう。試行錯誤をしていいのは、最初に体験してみるときと、基礎を勉強した後です。基礎を勉強しないまま試行錯誤するのは暇つぶしと同じです。暇つぶしに人を付き合わせようとするのはやめましょう。
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意味が通じない文章を相手に読ませる
意味が通じない文章には以下のものがあります。
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質問だけしか書かれていない。状況の説明がほとんどない。
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誤字脱字が多い。
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文章が不完全。主語、述語、目的語が書かれていない。語尾がない。
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短すぎる。数行しか書かれていない。
意味不明な文章を相手に読ませることは迷惑行為です。
文章を書くことが苦手なら、身近な人(同僚、上司、教師、友人、家族)に文章を直してもらうか、代わりに書いてもらいましょう。もし、誰にも相談できないなら、サポート業務をする会社に依頼するか、アルバイトを雇って、代わりに書いてもらいましょう。意味不明な文章で投稿やメールをすると、無視されたり、迷惑メールに振り分けられて読まれないこともあります。
初心者にもできること
ネットではギブ・アンド・テイクの気持ちを忘れないでください。自分は初心者だから与えるものは何もないと思い込んでいませんか? それは大きな間違いです。
質問したり結果を報告したりすることは、多くの人に役立つ、立派な情報提供です。また、質問の仕方によって、回答する人の負担を増やすことも減らすこともできます。自分にできることはしっかりやって、なるべく人に負担をかけないようにすること。その気持ちを忘れたとき、あなたは「教えて君」と呼ばれ、人から嫌われます。
以下のことは初心者にも十分できることです。これらをしないで質問することは「私はマナーの悪い、横着者です」と宣言しているのと同じです。あなたの質問はそのように読まれていることを理解してください。
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ネットのマナーを勉強する。
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そのサイトの利用方法をよく読む。
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最近の他の質問に目を通す。
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質問を、読む人に伝わるように詳しく具体的に書く。
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ハードウェアの機種や型番、ソフトウェアの名前、バージョンを書く。
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正確なエラーメッセージ、エラー番号を書く。
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投稿する前に、誤字や文章の誤りがないか、説明が不足していないか、よくチェックする。
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投稿後に間違いや説明不足に気が付いたら、訂正、追加説明をする。
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わからない言葉があったら、質問する前にマニュアルや検索サイトで調べる。
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回答をもらったら、他の人の参考になるように、結果を詳しく書く。
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ネットの利用方法やマナーについてわからないことがあるときは、友人や家族などの身近な人にも必ず相談する。絶対に一人だけでやろうとしてはいけない。
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Last-modified: Tue, 25 Sep 2007